目黒区障害児・者の生活を向上させる会
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2011年度活動方針

掲載日:2011-07-12


政権が交代し社会全体が大きく揺れている最中、私たちは東日本大震災という未曾有の災害を経験しました。
障害者運動により「障害者自立支援法の廃止」までこぎつけ、新政府も廃止の方向ですが、復興支援などが最優先される現在の日本において、個々の課題は棚上げされているのが実情でしょう。
障害者団体は、応益負担の撤廃など負担軽減策やサービスの充実を求めてきました。政府は「障がい者制度改革推進本部」を設置し、国連の障害者権利条約を批准するため、国内法を整えるほか、障害者制度の集中改革を行っています。
2013年までに自立支援法に代わる新たな法整備と総合的な障害者福祉制度を実施することを明記しました。今まで「障害者政策に障害者の声が十分に届いていない」との反省を踏まえ、推進本部などでは障害者参加の下、制度の整備を進めています。
障害者・家族・関係者は「私たちぬきに、私たちのことを決めないで」とのスローガンにしてきましたが、この声を引き続き貫くことが必要です。

1 学習会活動を強化し、定期的な勉強会や一般会員との対話の機会をつくります。
① 都や区の福祉制度についての学習会にポイントをおいていきます。
② 一般会員との懇談の機会を増やし、懇談会のための事前打ち合わせを大切にしていきます。
③ 学習会や各種の集会は機関紙で広くアピールしていきます。
他団体には「呼び掛け」をするだけでなく「共催」という形をとり、より一層の連携を深めていきます。
また「個別の声を掛け」でだんだん会員が増えているので、今後も続け参加層を広げ、会員の意識の向上と運動の強化に努めます。
④「目黒区障害者団体懇話会」とともに区長との対話集会など対区交渉に取り組みます。また会独自の要求運動を進めるために、調査・研究を進め、それを報告していきます。
⑤「障害者と家族の生活と権利を守る都民連絡会」や「障害者と家族の生活と権利を守る全国協議会」また「城南肢体障害者の会」「無年金障害者の会」「明るく住みよいめぐろをつくる連絡会」の活動に参加し、都や国への要求も進めていきます。


⑥  次の団体と協力し、福祉教育制度および事業を拡大し、安心して暮らせる目黒               目黒区障害者団体懇話会(加盟各団体)
明るく住みよいめぐろをつくる連絡会
  目黒区職員労働組合
  目黒区社会保障推進協議会
  目黒区生活と健康を守る会
  目黒区保育問題協議会
  目黒区保育園父母の会連絡会
  目黒区学童保育連絡協議会
  公的保育・福祉を守る目黒実行委員会
その他の団体


2 個々の行事は内容によって事前の打ち合わせを細かく行い、参加者一人ひとりに対応できるよう一層の工夫に努めます。

3 機関紙は会のパイプとして、情報交換や交流の場として機能させるために写真等の掲載に努めます。
① 情報提供に力を入れ、会員相互の交流の場として機能させます。
② 毎月定例で行なっている運営委員会の議事録を機関紙に掲載します。
③ 行事に参加した方や学習会に出席した方からの感想を集めて、機関紙などで紹介していきます。
④ 会の活動を広めるリーフレット的に、あいアイ館(心障センター)や社会教育会館・ボランティアセンターに置かせてもらうようにします。
⑤ 課題になっている会のブログを作り、機関紙の内容をネット上でも紹介していきます。
⑥ 朗読テープも作っていきます。
⑦ 編集打ち合わせ会を定着させます。
⑧ 印刷・発送作業のボランティア体制を強化します。

4 会の宣伝、会員の拡大、賛助会員・団体会員を募ると共に、会員の要求の聞き取りや運営スタッフの育成にも努めます。