目黒区障害児・者の生活を向上させる会
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コロナ禍での活動

掲載日:2020-11-13


向上させる会では、7月から運営委員会は再開し参加できるメンバーだけで活動しています。

機関紙は役員その他、少人数で作業することにしました。毎月発行するのはむずかしいですが、運営委員それぞれの判断で、三密を避け外出自粛しながら、出来ることをやっていきます。

 




肢体障害者全国交流集会in神奈川に参加して 武田真希

掲載日:2020-02-02


92829日、横浜市の“かながわ労働プラザ”にて第20回肢体障害者全国交流集会が開催されました。


 

一日目、開会全体会は、まえだ実行委員長や三橋会長の挨拶に始まり、基調報告で、この2年間の情や活動の成果について聞きました。特に憲法9条、25条を守る運動、そして、岡山の浅田訴訟の勝利判決は大きなものだと、確認しました。


特別報告は、きょうされんからの、旧優生保護法下での強制不妊手術に対する運動について。歴史的にナチスドイツの優生学から断種法、優生保護法に繋がり、障害者への不妊手術が行われていたこと、訴訟を起こした被害者の支援、国による救済法成立や一時金申請の状況が話されました。この問題の重大さを認識しながらも、直接的な運動に関われずにいる人は多いと思います。きょうされんでは、仲間に被害者がいたという事実を受け止め、償いの気持ちからの行動だとのことでした。これからの活動にも注目、応援したいと思います。

 


会場を移して分科会。「移動の権利とまちづくり」についての第3分科会はレポートの多さに驚きました。私・武田は「目黒区の福祉タクシー制度廃止の影響」について報告させていただきました。当日持ち込みで、資料集に入りませんでしたが、全国の仲間に伝える貴重な体験をしたと思っています。

 


夕食交流会で、94歳の重度肢体障害者が戦争体験を語られました。

寝たままの姿勢で徴兵検査を受けた屈辱的な記憶を話され、反戦と平和への思いを改めて強くしました。


 

2日目、記念講演は「障害者権利条約が活かされる社会に向けて」と題して、京都女子大学教授の玉村公二さんが話されました。アーカイブ写真を使って障害者運動の歴史を振り返り、条約に書かれている一つ一つと結びつけて考えていくと、これからも続く、私たちの活動が、やはり大切だと感じました。


 

全国交流集会は、2年に一度の開催。

今回は関東ブロックが担当で、昨年からの準備会、実行委員会で議論を重ね、本番を終えることができました。

全体では250名を越える参加があり、大成功でした。


 

 



障害福祉課長との懇談要請=ポイント報告            飯尾尭彦

掲載日:2019-11-01


9月30日、向上させる会独自で、2019年度の要望事項について、障害福祉課長と懇談要請を行いました。要望内容について、区の考えが示されましたので、今号ではポイントのみ報告します。

 

1.重複障害、身体障害、知的障害、発達障害など、障害特性に合わせて、不足するグループホームの増設を進めていただきますようお願いします。

「区の考え」①目黒区第四中学校跡地に身体障害者の入所施設建設(規模18人、医療的ケアも含む、開所は令和3年度当初の予定) ②土地が高価なので、公有地の活用

③身体障害者用の増設が進まないのは、引き受ける法人が少ないことも要因の一つ。

 

2.(1)国の処遇改善加算の対象になっていない移動支援事業に対して、目黒区が独自に加算をして、介護職員の待遇改善に努めてくださるようお願いします。又、目黒区が実施している介護人材確保事業を、介護保険の事業者だけでなく障害福祉サービスの事業者にも適用してくださるようお願いします。

(2)現在、補助金で運営している「障害者青年・成人余暇活動」を、児童の「放課後等デイサービス」のような事業として位置づけ、介護報酬で運営できるようお願いします。

「区の考え」①研修費や家賃補助などの独自加算の実施 ②報酬費への加算は、他区でも実施していない状況なので、できない。

 

3.リフト付き福祉タクシー制度を復活、および介護タクシーを利用し易くするために、利用券(社会生活上)の交付枚数の増や利用料の負担軽減の制度を設置してください。

「区の考え」①3年間の実施したのち、令和2年度中に制度設計を行いたい ②利用状況は、平成29年度=5355件、平成30年度=5357件で、通院が80%を占めている。

 

4.中目黒駅ホームは、通勤時間帯は乗降客にとって大変危険な状況のため、地下鉄側(地下鉄メトロ)のホームにホームドアーを至急設置してください。

 「区の考え」各方面からも要望されているので、東京メトロに要請したい。

 

5.目黒区方面から停車するバス停からJの改札口に行く場合、車椅子利用者は駅の外を回らないと通行できませんので、スロープ化をJRに要請してください。

 「区の考え」品川区に位置しているので、区は品川区に依頼するので、品川区の障碍者団体からも要望されるよう、働きかけてほしい。

 

6.多目的(障害児者用)トイレは、手すりが右側のみの設置がありますので、左右に設置してください。

「区の考え」早急に、対応していきたい。




小柴資子さんを偲んで  ①

掲載日:2019-11-01


――プロフィール


小柴資子(こしばもとこ)さん、1931(昭和6)年生まれの重度脳性まひ者です。

戦時中は学力よりも体力に重点が置かれ、「米食い虫、非国民」とののしられながらも、果敢に挑み続けた方です。


戦後も障がい者には厳しい状況は続きますが、小柴さん持ち前の不屈の精神で日本社会事業大学研究科に聴講生として1年間通学した後、日本肢体不自由児協会にケースワーカーとして就職し、同病者として子どもたちの気持ちを真に理解しようと努めました。


小柴さんは「競争率1300倍」といわれる国家公務員試験にも挑戦しています。小柴さんの就職活動後の1960(昭和35)年に身体障害者雇用促進法が公布されました。


同じころ、身障者運動を盛り立てていくために、地域の身障児の親たちに呼びかけて「父母の会」を結成させます。それが「障害者の生活を向上させる会」へと、つながっていきます。

 


私たちの大先輩が2017年9月に亡くなられていたと、最近知らされました。


これから何回かに分けて「小柴さんの想い出」を掲載しますので、会員の中でも小柴さんをご存知の方は、ぜひ寄稿して下さい。

 


第一回目は、長く運営委員を務める浅川晃司さんが「想い出」を書いて下さいました。


 

 


 

 私が、初めて小柴さんにお会いしたのは、今から40年前、ちょうど私が目黒区役所に勤務するようになった頃である。


当時の私は、障碍者運動とかどういうものなのか全くわからず、まだ施設職員として働き始めたばかりであった。私は、向上させる会の会議などに出席しても、議論されている内容がほとんどわからず、ただただ席に座っているという状況であった。

その時、障碍者自身が関係者とともに運動に関わり、社会にアピールする事の大切さを教えてくれたのが、小柴さんであった。

 

そのお姿が、昨日のように思い出される。また、小柴さん自身は、お幾つになっても学ぶことには貪欲なかただったという印象が、今でも強く目に焼き付いている。


 毎年行われる全国障碍者問題研究会をはじめ、各種の研究会・学習会には時間を惜しまず精力的に参加され、多くの学びを周囲の人に伝えてくれた。


 以後、「鷹番ふれあい祭り」や「雪だるまスキー」等で関わることになるのだが、いつもバイタリティあふれる方であった。目黒区における障碍者運動にはなくてはならない人である。お亡くなりになったということをお聞きして、心からご冥福をお祈りしたい。


                                   浅川晃司

 

 



「区長との懇談会」

掲載日:2019-08-24


要望や意見に真摯に答えないとは・・・?

「区長との懇談会」は何のために開催するの?  飯尾尭彦・岡田尚子


 

7月17日、区長と目黒区障害者団体懇話会には、参加者は、132名(会から4名)で、会場満席でした。障害者団体からの要求12項目に対して区側から回答がありました。

他団体との共同での要望(1)(2) 当会独自での要望(3)、下記の通りです。


(1)6団体の共同要望=障害者や家族の高齢化は喫緊の課題であり、対策のひとつとして、重複障害者、身体障害者、知的障害者、発達障害など、障害特性に合わせて、不足するグループホームの増設を進めていただきますようお願いします。


(2)2団体の共同要望=国の処遇改善加算の対象になっていない移動支援事業に対して、目黒区が独自に加算をして、介護職員の待遇改善に努めてくださるようお願いします。加えて、目黒区が実施している介護人材確保事業をもっと拡大させて、介護者を確保、定着させるための具体的な対策を講じてくださるようお願いします。


(3)会単独の要望=リフト付き福祉タクシー制度を復活させてくださるようお願いします。

*補足の要望意見*

「社会生活」「社会活動での社会参加」などに利用できる補助券は「月2回分」しかありません。このため介護タクシー利用料は福祉タクシーの2倍になり、家庭経済の負担が大変です。そして、介護タクシーでの区の補助は、「予約料・送迎料・基本介護料」で、ストレッチャーの利用者は、運賃より「介護料」高い場合があり。これらを改善した制度への見直しを求めます。

 

(今回は、(3)のリフト付き福祉タクシー制度のみを報告しますので、ご了承ください)

*区からの回答*

福祉タクシーの利用登録者が400人であったが、みんなが公平に利用できないために、福祉タクシーを廃止し、介護タクシーでより多くの人が利用できるようにした。予算規模では、目黒区=3000万、世田谷区=約2500万など、多額の予算を計上している。利用券を増やして対応している。

 

*区の回答に関する感想*

 区長とのやり取りで終始このような感じで、こちらが求めている問題に対して回答してくれませんでした。それぞれの事業や制度説明ばかりですし、再三要望していることや補足の意見にも真摯に向き合う姿勢が見られず、「何のために区長こと懇談会を開催しているのだろう」と悲しくなりました。そして本当の意味での住民自治を確立させなければならないと痛感しました。


 

これから、会は、●福祉タクシー制度の改善  ●・区の責任によるグループホーム増設

●区独自の介護職員の待遇改善」

この3項目を含め、区への要求書の提出とともに、日常的に様々な要望実現に向けた取り組みをすすめていきます。 

 

 



会長あいさつ

掲載日:2019-08-24


会長あいさつ  (武田真希)

6月の定期総会から2ヶ月。7月は機関紙発行がありませんでしたが、区長との懇談会が開催されました(別ページ参照)また、秋からの行事の準備が進んでいます。会員の皆さんには、参加・ご協力くださいますようお願いいたします。


さて、721日に行われた参議院選挙の結果、重度の身体障害を持つ船後靖彦議員と木村英子議員が当選しました。国会内のバリアフリー化と合理的配慮、そしてメディアを通して障害者の抱える問題が取り上げられるようになり、日本が変わるのではないかと期待しています。

2020年の東京オリンピックまで一年を切っています。ハード面、ソフト面でバリアフリーが求められるこの時期、障害者運動の流れを加速させる力になることでしょう。

 

私たちの会は安倍政権の憲法改正には「No!」の姿勢を貫き、平和と社会保障を守る運動して行きます。新年度もよろしくお願いいたします。

 




2019年度 会長あいさつ

掲載日:2019-08-24




2019年度 区長との懇談会

掲載日:2019-08-24




2019年度 会長あいさつ

掲載日:2019-08-24




行事特集 2014~2015.1

掲載日:2015-03-21


バスハイク・「かまぼこ工場見学」の報告


11/29(土)前半は雨交じりでしたが、総勢41名。

目黒区総合庁舎を出発したバスは、小田原鈴廣かまぼこ工場へ。

鈴廣に到着した時に突然雨が強くなり、ずぶぬれになった人もいましたが、

工場見学そして昼食。お土産コーナーでも盛り上がりました。

 


 


 

 

●とにかく天候はあいにくでしたが、

食事も美味しく、楽しかったです。

お誘い頂き、ありがとうございました。

またみんなで行きたくなりました。

(初参加のMさん)

 

●「リフト付き観光バス」の眺めがとっても良く、外ばかり観ておりました。

景色に見とれて、他の参加者の方逹とのコミュニケーションが少ししか取れなかったので、次回は気を付けたいと思います。 (会員のTさん)

 

 

 

 

 

今回は車いすごと乗れる観光バスをチャーターしました。

毎回「車いす利用者」は分散してリフトカーに乗っていましたが、リフトカーに乗れる車いす数も限られているので、例年とは逆に「車いす利用者は観光バス・健常者はリフトカー」。

運営委員かかわりばんこにリフトカーに乗車しました。

このバスは窓が大きくて、とても気持ち良かったです。

 

 

●午後には雨も上がり、紅葉をたっぷり見ることができました。(参加者)

 

 


後半は「生命の星・地球博物館見学」。ここが意外とおもしろかったです。

動物の進化のコーナーは大人気!

 


 

カラオケ大会の報告

 

カラオケ大会  12/14(日)1時半から16時半 渋谷シダックス

参加者 12名

 

当日参加できなかった会員さんからシダックスの割引券をいただき、安く楽しむことができました。

様々な影のご尽力を感じながら、一年の締めくくりをしました。

 

参加者の年代層が広いので、選ぶ曲もバラエティー富んでいて、おもしろかったです。

カラオケの機械が採点したり評価や指導もしてくれて、いろいろな遊び方ができました。

機械は進歩していますが、視覚障がいの方には隣にいて歌詞を読んであげなければなりません。

そういう細かなサポートをするのは「人」です。

人と人のつながりで「楽しさ」が生み出されるのだと思いました。

 

 

 

 

「新春のつどい」の報告

 

私たちは、障害児者と地域の交流を目標に長年さまざまな企画をしてきました。

今年は中根住区センターでの開催となったので、新たな絆が作れるよう取り組みました。

 

1/24()  参加者 約40名

 

オープニングは「マジック」です。

マジシャンの杉原興太郎さんは元目黒区職員。

少年野球の監督とマジック教室の先生をしています。そして、マジックのボランティア活動を学童保育クラブや自治会と高齢者の会などで行っています。

マジックも楽しかったですが、トークがおもしろくて、みんな笑いどおしでした。

 

 

 

 

 

 

「手話コーラス」は以前は毎年ご出演いただいていた目黒区職員の手話勉強会の皆さん。

今年の「障がいを知ろう」のコーナーで手話についてのおはなしをしていただきましたが、学童保育クラブの参加時間と合わず、子どもたちに聴いてもらえず、チョット残念でした

 

 

 

 

 

「子どもたちのコーナー」の目玉は「ダンスユニット ラズベリーパル」

 

 

このユニットは私たちの会の仲間の中から誕生しました。

♪ 恋するフォーチュンクッキー

妖怪体操第一など、子どもらしい楽曲で、生き生き踊ってくれました。

途中から学童保育クラブのメンバーも加わり、ダンスパーティーとなりました。

 

「ラズベリーパル」は今のところ小学生二人ですが、もっとメンバーが増え、

演技もレベルアップすることでしょう。乞うご期待下さい。

 


近年、八雲と宮前の学童保育クラブが参加していますが、今回は中根小学校内学童保育クラブも加わりました。(宮前は欠席)

八雲児童館館長や緑ヶ丘児童館の職員も来て下さったので、交流のエリアが広がるといいなーと思いました。

 

学童保育クラブのコーナーでは、歌やダンス・中国ゴマなど、お面をかぶったり例年よりも凝った演出でした。

 



最後は「サンシンの演奏」。

こちらも会員のHさんと、そのお仲間によるもの。

♪ ハイサイおじさん

         島唄など

馴染みのナンバーで盛り上げてくださいました。

 

子どもに負けじと、踊っていたお母さまもいるほど、みんなノリノリでした。

 

  

今回はゲストではなく、仲間内からご出演いただき、手作り感のあるイベントとなりました。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 



オススメ映画「みんなの学校」

掲載日:2015-03-03


 そこの地域の子ならだれでも通えるごく普通の公立小学校、大阪市立大空小学校の一年を描いたドキュメンタリー映画。
 「不登校ゼロ」を目指し、開校から6年間、木村校長の強い理念とリーダーシップのもと、教職員、地域のひとたち、保護者、一丸となって「どんな子でも通い続けることができる」学校にこだわり続け作り上げてきた。必ずしも大阪のこれまでの「統合教育」の実績の上に生まれたものではないことは一見して分かるし、現状の大阪市のすべての学校で同じことが叶っているわけではない。現に隣の小学校はバリバリの管理教育を実践しているそうだし、本編の中にも「もう手に負えなくなった」として大空小学校に転校してくる子どもも描かれている。むしろ、ワン・アンド・オンリー、珠玉のような(人によっては奇跡のような、と表現する)小学校。今では全国から参観に訪れるひとが絶えないそうだ。
 しかし、待てよ、である。毎秒こどもたちの姿・場面に心をつかまれ、葛藤しながら寄り添う大人たちに共感し、笑いと涙と感動と驚きをお腹いっぱい味わって、最後に気づくのは、「ああ、これが“当たり前の”教育じゃないか。これが“本来の”小学校の姿じゃないか」ということ。
 保育園からはじまって小学校6年間、そこの地域の子ならだれでも通える(はずの)ごく普通の公立小学校に通ってきた“重度重複障害児”と見立てられている中一の息子に「映画、どうだった?」と訊ねられ、「いやー、小学校っていいねえ。なんかアンタが通った小学校みたいだったよ、色んな子がいて、みんないい味出してて、可愛くて」と応えていた。
 学校参観に行く地域のひとになった気分でひとりでも多くのひとに観て欲しい一本(DVDも出るのでしょうが、ぜひ劇場で見知らぬ多様なひと同士で観るのがオススメです!)。
 

★公式ホームページ:
http://minna-movie.com
渋谷ユーロスペースで2015年2月21日(土)からロードショー!



《コラム》 ~増税前の大人買い~ペンネーム・チョコレートのかけら

掲載日:2015-03-03


 消費税が上がる前に、思いきって購入したiPad air
う?ん、わかってはいましたが、アテトーゼ型の脳性麻痺で指に震えが出る私には、操作が難しい。悪戦苦闘でございます^_^;
それでも買ったのは、トーキングエイドという言語障害支援アプリを使いたかったからです・・・これは五十音や数字を文字盤から打ち込み、読み上げマークを押すと喋ってくれる、意思伝達のためのアプリです。
最初にダウンロードした無料版が使用出来なくなったので、いよいよ本番。
しっかり使おうと手続きに入るところで"6800円で購入"の表示がぁ!!
これにはアップル初心者の私より、一緒に見ていたヘルパーさんや、
妹の旦那のほうがビックリしていました(@_@)
需要と供給の関係と言ってしまえば、そうなのだけれど、障害者用、
介護用となると、高いね?(>_<)
まあ、使いこなせれば、いろいろと便利ですから、慣れるしかないですね☆
ぼちぼち頑張りますp(^-^)q
この記事はフェイスブックに書かれた記事をコピペしました。
筆者の了解済みでーす。
それにしても・・・あっぱれ・アップル!


【会員紹介  ゆみさん&りえさん】

掲載日:2015-03-03


 今回は料理教室に参加した坂口(さかぐち)友(ゆ)美(み)さんの相沢里(あいざわり)枝(え)さんをご紹介します。 友美さんと里枝さんは昨年の「バスハイク・東京タワーツアー」から、向上させる会に仲間入りしました。20代後半のぴちぴちの女子です。 お二人は「すくすくのびのび園 ※1」からのお付き合いで、 現在は「ステップアップ ※2」などでも一緒に活動しているお友達です。

 

※1〔すくすくのびのび園〕=目黒区児童発達支援センター ※2〔ステップアップ講座〕=青少年プラザで行っている講座。 知的障がいをもつ若者が、学習活動を通して、自主的に社会に参加し、 より豊かな生活を送るを身につけるための活動をしています。

 

友美さんは障がい者雇用で、販売や事務作業。里枝さんはかみよん工房で「出荷のラベルはり」など発注の仕事をされています。

友美さんはシーズー犬を二匹飼っています。メスとオス、メスのほうは飼い始めたばかりの子犬。 「犬のお世話はお散歩から帰って来たときに足を拭くタオルを用意するぐらいかな」と友美さん、 「もっと面倒みなよ」と里枝さんのツッコミが入りました(笑)

友美さんは火曜日の夜は八雲体育館で行われている「バドミントン」に通っています。運動は苦手のようですが「バトミントン」は休まず続けています。 話題がスポーツのことになったので、里枝さんにも聞いてみました。 里枝さんはサッカーが好き。観るのも、やるのも好き。ゴン中山のファン。最近はHONDA(本田圭佑)を応援しています。 里枝さんに「好みのタイプは・・・」と迫りましたが、それは「ヒ・ミ・ツ」。

この日の会場である「八雲住区センター」を里枝さんはよく知りませんでしたが、バスに乗って途中まで一人で来られました。頑張り屋さんです。 お二人とも平日は一生懸命お仕事をしているので、家ではテレビを見たりゲームをして過ごすそうです。 でも、二人とも「お出掛け」は大好き! 友美さんは「ステップアップ講座」の他にも定期的に参加している会があります。 里枝さんはショッピングが好きで、ご家族やヘルパーさんと一緒にダイエーなど地元のお店や、時には秋葉原にも足をのばします。

さて・・・今日の「料理教室」はいかがでしたか?

ここからボランティア参加の長谷川美裕さんも話に加わりました。 「里枝さんがボールをおさえて、 友美さんが食材をまぜました。 役割分担をして、チームワークよく調理ができました。1人ずつ具を皮に入れて包みました。自由な形の春巻きと餃子が完成しましたよ!」

友美さんと里枝さんの感想は異口同音に 「ワイワイおしゃべりしながらお料理ができて楽しかった。 でも・・・家ではやらない」          スタッフ一同、ガクッ(^-^;

友美さんは浜崎あゆみか好きなので同じ髪形にしたいとのこと。 里枝さんは「みんなで出掛けたいなぁ」 若い二人の夢は語りつくせないほどあり、話は尽きませんでした。 これからも会の行事に参加して、楽しいことにチャレンジしてください。

ご協力ありがとうございました。

インタビュアー・岡田尚子 写真は左から里枝さん、長谷川さん、友美さんです。



コラムから

掲載日:2014-09-06


佐藤一雄


精神科に通院した僕、働く意欲が沸いてきた体験談です! 
同じ病気の人、悩んでいる人に読んでほしいと思い書きます。
通院していた約17年の間、職業は転々としました。病院の敷地内のデイケアにも通いましたが、給料をもらえば、バチンコ・飲み屋にハマってしまうのでした。そのうち足が悪くなり国立医療センターで検査をしたら 大腿骨骨頭壊死だとわかりました。凄い痛みもあったので、両人工関節の手術をしました。手術後、目黒区の障害者施設スマイルプラザの精神の福祉施設「セサミ」 に通い、いろいろなプログラムに参加しました。
そのうち体調がだいぶ良くなってきて「仕事がしたい」 と思うようになりました。そこで「セサミ」の指導のもと、同じ建物の施設社会復帰アルコール等 依存性の回復プログラムのある「SUN」に通所。アルコホ-リクス  アノニマス 通称「AA」 にも通い、アルコールでの問題の勉強していました。今ではアルコールは一滴も飲みません! 
「SUN」で 就労移行などの訓練を受けて 現在は目黒区内のレストランで、皿洗い・配膳・調理補助の仕事、障害者雇用で働いています!  これからの夢は・・・欲を言えば、いろいろありますが、自分の現実で考えるとレンタカーでドライブかな~?!

 



会員紹介(関 めぐみさん)

掲載日:2014-09-06


 関 めぐみです。よろしくお願いします!

関やす子
 

長男が中2、次男が小5の時に我が家にお姫様がやってきました。 それが我が家の長女、めぐみです。 5月で11歳、両親の私達の愛情はもちろんですが、 兄二人も帰ってくるなり「めぐみは?」が合言葉。 家族の惜しみない愛情をたっぷり受けながらかなりお転婆に育ちました。 が~、かなり内弁慶で恥ずかしがり屋です。

前回紹介された、舘野匠吾君とは目黒区の療育施設すくすくのびのび園で、めぐみが2歳、匠吾君がまだ1歳以来のお付き合いです。

めぐみはパパが大好きで、いつからか「パパと結婚する!」が口癖になり、小5になる今でも 「夢はパパと結婚すること!」と、周りの空気を全く読まずに言い続けています。

ダウン症ではありますが、お友達がやることは何でもやってみたい好奇心旺盛な一面があります。地域の小学校に通っていて入学以来、ジャングルジム、登り棒、鉄棒、雲梯、縄跳び、一輪車等、お友達が休み時間やっていることは何でもやってみたい! でも、「みんなと一緒にやるのは難しい」と本人はしっかりわかっているらしく、最初はじっと観察していて、休み時間終わりのチャイムが鳴ると、「やっと自分の番が回ってきた!」とばかりに遊具を独り占めして練習を開始します。 自主トレに夢中になり、授業に戻らず先生方に捜索されることも度々。 そうやって一生懸命練習しても筋力が弱いの、でできないことはありますが、 ジャングルジムは一番上までのぼれるようになったし、大縄も跳びもできるようになりました。ただ今学校の休み時間はもちろん、4年生まで通った学童保育クラブ、そして引き続き通っている児童館で一輪車を特訓中です。

もう5年生なので勉強は難しくて教室にいることが辛いこともあるけれど・・・、 宿題をやる時は「学校なんてめんどくさい、勉強なんてつまらない、漢字なんてきらい」と言うけれど・・・ 朝になると意気揚々と3歳下の近所のお友達と肩を並べて、学校に走っていきます。

自転車も4年生で乗れるようになり、GW中にはパーシモンホールまで母と一緒にお友達のバレエの発表会を見に行きました。

自分の気持ちを言葉でうまく伝えられなくて、お友達に迷惑をかけることもあります。 めぐみは「母を未経験の状況に陥らせる」という荒業も持っています。男の子二人を育てていた母は、めぐみによって修業させられています。

彼女が一番好きなのはダンス! 障がいある子もない子も一緒にレッスンする超スパルタのダンススクールに通い、 年2回ミュージカルで大勢の子ども達として踊っています。 今年も4回目のパーシモンの夏を迎えます。

 



会員紹介(舘野 匠吾さん)

掲載日:2014-09-06


 ~元気いっぱい。 舘野 匠吾(たてのしょうご) と申します!~

舘野ゆかり


我が家の次男、匠吾(しょうご)はダウン症体質でゆっくり育つタイプです。でも、すべてゆっくりかというとそうでもありません。 小学校3年生半ばからは順調にギャングエイジに突入。こういうところは取り入れるのがとっても早くて上手(笑)。 家族の寵愛を一身に受けて育ったのに・・・ 小さくてとっても可愛かったのに・・・ 日毎におやじ度が増し、小学校4年生現在の彼のあこがれは“親父の会の飲み会‘に参加すること。 それが叶わぬ現在の趣味は、“パパの酔っぱらった姿を観察して真似すること”。特技はエアーヨッパライ・・・という、おちゃらけキャラです。 さて、本業である学業は、悩みぬいた末に選んだ地元の小学校に通って頑張っております。就学前、「空間認知が弱いので、漢字の書き取り等出来ないでしょう。」といわれておりましたが、どっこい、今は漢字好き! 「やってやれないことはもちろん沢山あるけど、意外に出来ることもあるんですよね。」というのが、素直な母の感想です。 世の中の皆様、障がい児だから出来ないだろう。と決めつけるのはご遠慮くだされ。とりあえずチャレンジさせてください! ゆっくり育ち、何事にも時間がかかるけれど、優しくて、面白くて、お手伝い大好き。人の本質を見抜く目も持っている。全部ひっくるめて彼。障がいも含めて個性だなあ。と心から思います。 人間のバリエーションの一つがダウン症体質。私にとっては、みんな違ってみんないいんだ!ということ、社会の在り方のほうがおかしいんじゃない?という疑問、様々なことを教え、考えさせてくれる大切な存在です。 息子を授かったことで、実に様々な人々とご縁の糸がつながりました。 この出会いには多くの学びがあり、家族の人生をも豊かにしてくれています。感謝・感謝です。向上させる会の活動に参加して、いろんなことにチャレンジしてもらいたいと考えていますので、今後とも、よろしくお願いいたします。                           

 



会員紹介(原廣子さん)

掲載日:2014-09-06


 今回は原廣子さんをご紹介します。
原さんは三鷹生まれ、小1のとき目黒に来ました。現在は息子さんと暮らしています。娘さんも時どき様子を見に来てくれる、アットホームな環境にいます。
原さんは平成15年、脳出血で倒れられ、左半身麻痺となりました。退院してからは田道ふれあい館・あいアイ館等でリハビリに励み、在宅生活を送るようになりました。

福祉タクシーの運転士さんから「向上させる会のバスハイク」のことを聞き参加したのが、「社会参加」のきっかけとなったそうです。
――障害者になってしまい、旅行など行かれないとあきらめていたので、最初のバスハイクはとても嬉しかった・・・とのこと。
その後も会の行事に積極的に参加されています。

個人的に編み物のサークルにも参加しカギ針編みを楽しんだり、健康維持のため、あいアイ館で教わった「椅子体操」を続けています。

――ここまでの状態になれたのは皆さんのお陰です。
原さんはいつもこうおっしゃいます。でも中途障害の方には家に閉じこもる方も少なくありません。
原さんが自身の前向きで穏やかな性格が、仲間を増やし日々の暮らしを豊かにしていると思います。

ただ残念なことは、長年家族の一員だったミニチュアビーグルのナナちゃんが病気で亡くなったこと。
――さみしい毎日でしたが、一年以上経って少し落ちついてきました。
でもテレビ等で動物をみたりすると、ナナとの日々をいろいろ思い出してしまいます。



会員紹介(梅谷竜也さん)

掲載日:2014-09-06


機関紙・たけのこに「会員訪問」のコーナーが復活しました! 第一弾の訪問先は、梅谷竜也さんのお宅。竜也さんとお母様、途中からお父様もご一緒に、 日頃の生活や将来の希望などお聞きしました。 インタビュアーは運営委員の小林英樹と岡田尚子。

●1976年生まれ 脳性まひ 全身の緊張が強いため、全面介助。 ――都立城南養護学校(現・特別支援学校)卒業。 港区から目黒区洗足に転居してきたので、福祉工房に入所して初めて、目黒の仲間とのお付き合いが始まりました。入所した時に知り合いがいなかったことが、自分に厳しくなれてよかったと思っています。

●自宅の一階は竜也さんが暮しやすいよう(介助しやすいよう)に工夫されています。天上のリフトのレールは、竜也さんの部屋、居間、浴室・トイレにつながっています。 ――20年前家を建てるときに「一生モノ」と思い、天上にリフトを取り付けました。当時はまだ補助が出なかったので、すべて自費で大変でした。一年前に突然壊れ、急きょ友人のものを借りました。今は何とか使っていますが、部品が古いため全部取り替えるよう勧められていますが、工事には時間もお金も掛かるので困っています。

●竜也さんの介護は主にご両親がなさっています。お父様がヘルニアになってからはお母様ががんばっていますが、「リフト」がないとトイレにも行かれません。「リフト」が命の綱といったところ。福祉機器の業者はニーズの重みを噛みしめて製造販売してほしいと思いました。

――週一度ヘルパー二人体制で自宅で入浴させてもらい、週一回はあいアイ館の入浴サービス(器械浴)を利用しています。 初めて器械浴を使う時は本人も家族も不安なので見学に行きましたが、あいアイ館の入浴サービスはとても上手で安心しました。(母)

●趣味は「落語鑑賞」 ――移動支援の時間を利用して、よく外出します。一番好きな所は寄席。 浅草演芸ホールに足しげく通っていたら「車椅子トイレ」を設置してくれました。使いにくい部分もあるけれど、寄席がバリアフリー化を考えてくれたことが嬉しかったです。 パーシモンホールやきゅりあんでも落語をやるので、チケットを予約しています。

● 竜也さんの落語好きが「寄席のバリアフリー化」につながったのですね!  素敵なことだと思います。

●福祉工房のこと。竜也さんが通所する「目黒本町福祉工房」は今年度より「いたるセンター」に業務委託しました。工房生活についてお話し下さい。

――新しい建物なのに使えない所があり、さっそく直しました。あじさいホームでも同様のこと聞いています。区は建築する前の青写真を、どのように考えて造っているのでしょうか?

●委託先の業者については、どうですか?

――昨年の10月頃から「いたる」の職員が研修に来るようになり、今までの福祉工房の非常勤職員が3名「いたる」の職員として残ってくれたので、引継ぎは上手くいったと思います。 「いたる」は元々知的障害を対象とした事業を展開している会社なので、肢体不自由者、特に脳性まひ者に対する理解に欠ける面もあります。 でも意見を出せば改善に向けて考えてくれるので、徐々によくなると期待しています。

●今はご両親と暮していますが、将来はどうしたいですか? 向上させる会に望むこと。

――ぼくは福祉工房に通所しながら、グループホームで暮すことを希望しています。 「あじさいホーム」にも申し込みましたが、落選してしまい落ち込みました。 今後グループホームが増設される予定もなさそう。自分たちで積極的に運動していかなければ実現しませんかね。 自分は自宅で一人で生活するより、仲間と一緒がいい。そして身近でいろいろ相談できるコーディネーターもいたらいいと思います。

● 向上させる会としても「グループホームの増設」を要望しています。実現に向けて一緒に運動していきましょう。 「会員訪問」にご協力いただき、ありがとうございました。