目黒区障害児・者の生活を向上させる会
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「区長との懇談会」

掲載日:2019-08-24


要望や意見に真摯に答えないとは・・・?

「区長との懇談会」は何のために開催するの?  飯尾尭彦・岡田尚子


 

7月17日、区長と目黒区障害者団体懇話会には、参加者は、132名(会から4名)で、会場満席でした。障害者団体からの要求12項目に対して区側から回答がありました。

他団体との共同での要望(1)(2) 当会独自での要望(3)、下記の通りです。


(1)6団体の共同要望=障害者や家族の高齢化は喫緊の課題であり、対策のひとつとして、重複障害者、身体障害者、知的障害者、発達障害など、障害特性に合わせて、不足するグループホームの増設を進めていただきますようお願いします。


(2)2団体の共同要望=国の処遇改善加算の対象になっていない移動支援事業に対して、目黒区が独自に加算をして、介護職員の待遇改善に努めてくださるようお願いします。加えて、目黒区が実施している介護人材確保事業をもっと拡大させて、介護者を確保、定着させるための具体的な対策を講じてくださるようお願いします。


(3)会単独の要望=リフト付き福祉タクシー制度を復活させてくださるようお願いします。

*補足の要望意見*

「社会生活」「社会活動での社会参加」などに利用できる補助券は「月2回分」しかありません。このため介護タクシー利用料は福祉タクシーの2倍になり、家庭経済の負担が大変です。そして、介護タクシーでの区の補助は、「予約料・送迎料・基本介護料」で、ストレッチャーの利用者は、運賃より「介護料」高い場合があり。これらを改善した制度への見直しを求めます。

 

(今回は、(3)のリフト付き福祉タクシー制度のみを報告しますので、ご了承ください)

*区からの回答*

福祉タクシーの利用登録者が400人であったが、みんなが公平に利用できないために、福祉タクシーを廃止し、介護タクシーでより多くの人が利用できるようにした。予算規模では、目黒区=3000万、世田谷区=約2500万など、多額の予算を計上している。利用券を増やして対応している。

 

*区の回答に関する感想*

 区長とのやり取りで終始このような感じで、こちらが求めている問題に対して回答してくれませんでした。それぞれの事業や制度説明ばかりですし、再三要望していることや補足の意見にも真摯に向き合う姿勢が見られず、「何のために区長こと懇談会を開催しているのだろう」と悲しくなりました。そして本当の意味での住民自治を確立させなければならないと痛感しました。


 

これから、会は、●福祉タクシー制度の改善  ●・区の責任によるグループホーム増設

●区独自の介護職員の待遇改善」

この3項目を含め、区への要求書の提出とともに、日常的に様々な要望実現に向けた取り組みをすすめていきます。